2022/05/26(木) 18:45 0 1
4月から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2022」は、27日から四日市競輪場で第3戦が始まる。8R男子新人戦予選1に出場する東矢圭吾に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部) 。▶出走表はこちら
121期の卒業直前に、競輪選手養成所の大川眞護教官へインタビューした際、注目選手の1人として名が挙がったのが東矢圭吾だった。中央大学時代はケイリン優勝、養成所ではゴールデンキャップを2回獲得、在所4位で卒業。松山ルーキーシリーズでは、1着・2着・3着と安定した力を見せた。
「初日に勝つことはできましたが、思ったよりも前の位置でレースが出来なくて、決勝も後ろ過ぎですよね。あとは3レースとも自分のタイミングで仕掛けられなかったのがダメでした。自分で仕掛けないとリズムも作れないし、相手に支配されてしまうので…」とデビューして気づきも多かったようだ。
「四日市の目標は優勝です。3走して全体的にスピード不足を感じたので、スピード練習を積んできました。好位を取って捲って勝ちたい」。
東矢といえば、兄は来期からS級に復帰する昇太選手(73期)。練習は兄のグループに入って一緒に練習している。「松山でのデビュー後に兄からは『まだまだだな』と言われました(苦笑)」。
ホームバンクの熊本競輪場は、2016年の熊本地震のため被災。その後、改修計画は1度白紙になったが、昨年再建が表明された。順調に進めば2024年度の開催が見込まれている。「熊本が使用できないので、久留米など他の競輪場を使わせてもらって練習をしています。再建された熊本競輪場で行われる記念を勝ちたい。選手としての目標の1つです」。
兄と切磋琢磨しながら、熊本競輪場の新時代のエースとして121期の逸材が勝利を目指す。