2022/05/25(水) 18:15 0 7
佐世保競輪場で28日から「全日本プロ選手権記念競輪(FII)」が開幕する。開催の見所を町田洋一氏に伺った。
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全プロ記念競輪はFII開催の扱いだが、S級S班の9名全員が参戦する。新田祐大は負傷欠場、脇本雄太は当初から斡旋が入っていないが、GI並みの豪華布陣である。
初日優秀競走が3レース行われ、3着迄に入った選手がスーパープロピストレーサー賞に進める2日制の単騎シリーズ。優勝賞金は250万円で、今年も残念ながらコロナ禍の影響があり、競技の方が実施されない。
この大会に相性が良いのは松浦悠士で過去2連覇中。3連覇を目指して盟友・清水裕友や太田竜馬とタッグを組む。このバンクは400走路にしては直線が短く33バンクと同じ形態とも言える。先行の残りも可能だが、相性の良さで松浦悠士に今節は期待する。
大崩れのない平原康多や郡司浩平にもチャンスはある。平原は宇都宮記念を制したばかりの吉田拓矢を使えるし、郡司のスピードも魅力。
古性優作は来月の地元高松宮記念杯に照準を絞っているが、自分のスタイルを貫く。新田祐大の欠場は痛いが、佐藤慎太郎と守澤太志のマーカー陣も存在感は抜群だ。北日本ラインで上手く新山響平と連係したい。
九州の大会と言う事を考慮すると、中川誠一郎の一撃も気になる。宇都宮記念の準決では古性優作を不発にさせラインで決めている。九州老人会と揶揄されている荒井崇博も20代の走りで元気一杯。
常に3連単車券の3着に入れたい小倉竜二と諸橋愛も優秀競走からのスタート。
ワッキー不在は痛いが、稲川翔や東口善朋もスーパープロピストレーサー賞に進出したい。
特選が3レース、選抜は6レースあるが、特選は若手機動型の宝庫。超売り出し中の眞杉匠、町田太我、取鳥雄吾が先行してレースを引っ張る。