どういう流れでこの話になったのかは不明だが、2日目のレースを終えた眞杉匠が“レジェンド”神山雄一郎とのこんなやりとりを語り出した。

「今回改めて全盛期はどれくらい練習していたのか雄一郎さんに聞いてみたら、ビックリするくらいの凄まじい量でした。開催前はだいたい前検日の朝までやって、睡眠時間は5時間とかそれくらいだったと…。自分もだいたい普段は5時間睡眠なんですが、TikTokを見たり、YouTubeを見たり、夜更かししての5時間だから、雄一郎さんとは全然違いますね(苦笑)」

　偉大な先輩の仰天エピソードを聞いた眞杉は、「これからは効率よくTikTokを見ながら自転車に乗ろうかな」と現代っ子らしいユニークな発想で周囲はみんな大爆笑。ただ、そこからすぐに真顔になり、「雄一郎さんが初めてタイトルを獲ったのは25歳のとき。自分はいま23歳だから、25歳までには何とかしたいですね」と今後の目標を力強く語った。

　他の記者もみんな言っているが、眞杉匠がこんなに強くなるとは思わなかったし、今の快進撃にはただただビックリ。このまま順調にいけば今年中にタイトルを獲るのも夢ではないし、残りの2日間もとんでもないパワーで地元記念を盛り上げてほしい。(アオケイ・長谷川記者)