前受けから車を下げて7番手に置かれたが、出色いいまくりを見舞い、前団を飲み込んだ。井上昌己に最後、交されたのはご愛嬌。今節3勝目とあって井上の仕上がりが良かったという事だ。

「車番が悪かったし、前か後ろか。打鐘とか4角で行ける所があったですね。1走目、2走目の事もあったし、長い距離をしっかりと踏めて良かったです」と軌道修正した。1走目となった2日目特選10Rは先行態勢に入った吉田拓矢-平原康多の3番手にすっぽりとハマった。そのまま前を追っていくかと思われたが2角から飛び出した。

　結果的に平原にさばかれ圏外に沈んだ。「特選は被るのが怖いって気持ちがあったし、先(二次予選や準決、決勝)を考えて踏んでおきたかった。だけど、1年かけてやってきた事がまだまだ通用せず、自分の力が足りないなとわかったです」とビッグレースへの課題を挙げた。

「次につながることもありました。ファンの人たちの声援が届くし、最後の1走まで力を出し切りたい」と最終日へ向けて気合いを入れ直した。(netkeirin特派員)