今ラウンドを牽引するのは2連続優勝中の伊藤信。タイムトライアルでは現在PIST6歴代最速タイムとなっている10秒013を叩き出し、圧倒的な脚力を持つスプリンターだ。昨シーズンは不安定さも垣間見えたが、今ではすっかりここを自身の「庭」として力を発揮している。また実業団チーム「岩井商会レーシング」に所属し、競技会にも参戦。

「こんな理想的なレースを自分が現役のうちに始めてくれたことは感謝です」と、PIST6に懸ける思いは強い。これまで伊藤のほか、雨谷一樹、神山拓弥、山田義彦、志田龍星が2連続優勝を達成しているが、3連続優勝の壁は厚く高い。前人未到の記録が伊藤によって達成されるのか注目すべきだろう。

　その伊藤に対するのは「ミスター大ギア」こと山田義彦。3連続優勝をかけて挑んだ前回でも「誰も乗りこなせないなら一番重いギアで」と5.67で挑み、決勝に進出。惜しくも神山拓弥に敗れ優勝を逃した。しかしながら山田にとってもPIST6は勝手知ったる舞台。順当に勝ち上がり、決勝で伊藤との同期対決を実現させ会場を盛り上げて欲しい。

　そのほか優勝経験もある望月一成、若手の小畑勝広、高田修汰らの機動力タイプに加え、50歳とは思えないフレッシュな動きを見せる市本隆司、立ち回り巧者の北野武史など特徴ある選手がズラリ。予選から面白いレースが期待できるラウンドになりそうだ。

■PIST6 Championship 2022-23 ファーストクォーター ラウンド7

・開催形態：1レース×6車立
・開催日程
5月12日(木)デイ　　1次予選
5月12日(木)ナイト　2次予選
5月13日(金)デイ　　順位戦・準決勝
5月13日(金)ナイト　順位決定戦・決勝

■出場選手

級班	選手名	府県	年齢
S1	望月一成	静岡	25
S2	伊藤大志	青森	42
S2	金成和幸	福島	43
S2	小畑勝広	茨城	22
S2	山田義彦	埼玉	36
S2	北野武史	石川	49
S2	高田修汰	福井	22
S2	伊藤信	大阪	38
S2	本郷雄三	熊本	33
S2	上野優太	熊本	25
S2	小嶋敬二	石川	52
S2	吉本哲郎	広島	42
S2	佐川翔吾	大阪	37
A1	大薗宏	茨城	48
A1	小林申太	茨城	38
A1	吉田裕全	埼玉	37
A1	野中祐志	埼玉	34
A1	宮倉勇	千葉	57
A1	荒木伸哉	静岡	42
A1	落合達彦	静岡	35
A1	大谷靖茂	愛知	39
A1	山崎光展	京都	35
A1	木本賢二	大阪	50
A1	渋谷海	香川	25
A1	仲松勝太	沖縄	44
A1	小橋明紀	青森	48
A2	赤星俊光	熊本	43
A2	渡邉満	福岡	49
A2	小川大地	愛知	31
A2	志水祐彦	大阪	37
A2	市本隆司	広島	50
A2	田中弘章	福岡	50
A2	松丸裕紀	福岡	41
A3	駒井大輔	東京	47
A3	北川大成	熊本	21
A3	ラモスレオ	沖縄	24

※出場選手情報は公開日時点(5月8日13時00分)のものです。直前のレース状況などにより欠場および、選手が変更する場合がありますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

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