白岩は1月の松戸開催、2月の西武園開催で立て続けに落車。腰椎突起骨折で約2か月欠場していた。

「突起骨折をするとかなり痛みが出る選手が多いそうなのですが、僕はそこまで強い痛みがなかったので、早めに復帰をした。まだ少し痛みはありますが…」と話す。

　今開催に関して「万全ではない中でも1着も取れているし、これから徐々に良くなって貰えたらいいかな。あと自分はPIST6に参加した後は成績が良い。今開催の後に地元(大宮)開催があるので、それに向けて良い弾みを付けたいんです」と気合いが入っていた。

　2次予選Aでは前受けのスタートから、前々に踏んで主導権。仕掛けてきた小松原正登に併せるも最後は捲られ2着だったが、良い動きを見せていた。

「自分は力を出し切れないときに負けてしまうことが多い。2次予選では前々に踏もうと気を付けていた。自分としては良い走りが出来たと思う」と振り返る。

「準決勝は悔いを残さないように出し切るレースをしたいですね。若い力に負けないように頑張ります」と準決勝への意気込みを話してくれた。

　普段は追い込み選手として走っているが、PIST6では積極的に自力を出している白岩。準決勝は大西祐、小松原正登、今井聡、吉竹尚城と積極的なメンバーに加え、同い年の吉本哲郎と一緒の番組。

　かなり手強いレースとなりそうだが、底力溢れる白岩の走りに注目したい。(アオケイ・宮本記者)

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