2022/04/15(金) 14:15 0 0
非凡な素質を秘める寺沼拓摩は去年4月、満を持してS級へ特別昇級を果たした。
しかしS級初戦の青森でいきなり落車し鎖骨を骨折。7月に復帰したが8月には先頭誘導員早期追い抜きをしてしまい、あっせん停止や病気欠場も重なって約半年、実戦から離れていた。
そのため、今回が意外にも記念初参戦。そして9車立ても初めてだった。
初日は逃げて見せ場を作ったが岩谷拓磨にまくられて“同期タクマ対決”に敗北。それでも2日目は「落ち着いて自分のペースで駆けられた。9車立てにも対応できた」と2着に逃げ粘り確定板を捕らえた。
「やっぱり記念は雰囲気が違いますね。(共同インタビュースペースを見て)こんなの普段はないですし。それに参加選手のオーラがとにかくすごい(笑)。本当はいろいろ話を聞きたいんですけど、話しかけられず、いつもより小さくなって過ごしています(笑)」。
“シャイボーイ“っぷりを発揮しているようで、今のところは一流選手との情報交換ができていないようだが、みんなから可愛がられる天性の才能があり、おそらく残り2日間で大きな収穫を得ることだろう。
今開催の経験が今後の飛躍につながることは間違いない。(netkeirin特派員)