伊藤翼は、前走(岐阜)の初日は主導権を取れずに7着だったが、2日目は2車でも打鐘から仕掛け、上手くペースを掴み逃げ切って300勝にリーチを掛けた。

「立川は100勝を決めた思い出のバンク。300勝が目前になった時から立川で達成したいと思っていた。今回はいつも以上に気合いが入ってます！」。

「まだまだ勝ち上がりでは大きい着を取ってしまうけど、先行をして逃げ切れる事が出来るようになってきたので、自身が持てるようになってきた。ただ勝ち上がりではまだまだなので、先行してもっと力を付けたい」と話してくれた。

　初日のレースについては「立川は直線が長いし、風が強いから先行泣かせのバンク。立川は1着も取れているし、相性はそんなに悪くない。地元の岡田君は強いけど、自分の力を出し切りたい」と気合い十分だった。

　成績を見ると波がある伊藤だが、先行力はなかなかだし、底力のある選手。思い出の立川で300勝を達成する瞬間が楽しみだ。(アオケイ・宮本記者)