2022/04/03(日) 10:45 0 0
人気は断トツで田口勇介に集まっていたが、林敬宏が気迫あふれる走りを披露。レースは後ろ攻めの林が赤板で上昇して先頭に立つと、田口も後手は踏めぬと早めの巻き返しを見せるが、それに併せて林も一気にスパート。持ち味のダッシュを生かして、田口を併せ切った。
最後は番手の渡邊健に差されて2着だったが、内容十分の走りにレース後は満足そうな表情を浮かべていた。
「田口君とは前回の静岡で対戦したばかり。その時はカマされてしまって完敗だった。今回はその反省を生かして走れたし、リベンジができました」と振り返り。「初日よりも感じよく駆けられた」と手応えを掴んだ様子。
番手を回った同県の渡邊健も「とにかく強かった。自分は何もしていないし、林君が全部やってくれた」と大絶賛。
そして好調の要因は「師匠(山内卓也)にアドバイスをもらって、乗り方を変えてみたことかな」と教えてくれた。「しっくりきているし、調子もだいぶ上がってきた」と上昇中。
2021年7月に1・2班戦に昇班して、すぐに優勝を決めた林だが、近況はあと一歩の成績。本人も「久々に優勝がしたい」と相当気合が入っていたし、決勝も力強い走りを見せてくれる。(アオケイ・富記者)