準決の12レースが終わると、すぐに脇本雄太と佐藤慎太郎は決勝での連係を意思確認。そこまでは良かったが、他のメンバーを見てワッキーは苦笑い。

「また、松浦君に馬付き…。これで決勝は3場所一緒の流れ。奈良記念は石原颯君、宮本隼輔君、松浦悠士君、柏野智典さん、西田雅志さんの中四国5車で結束して2段駆け。宮本君の番手捲りを松浦君が差して優勝。前回のウィナーズカップは太田竜馬君が行き、松浦君が番手捲りで清水裕友君の優勝。ちょっとアレルギー気味になっているけど慎太郎さんと決められるように頑張ります」。

　展開は山根将太が鼻に立ち、4番手は単騎の松岡辰泰か。準決のレースを見ても吉田拓矢は中団に固執。これを世界のダッシュでワッキーが行けるかどうかのレースだろう。(町田洋一)