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【瀬戸の王子杯争奪戦】太田竜馬「今回は僕も自力でいきます」

2022/03/27(日) 19:30 0 8

玉野競輪「開設71周年記念・瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)」は28日、3日目を迎える。10レースのS級準決勝を走る太田竜馬橋本強に話を聞いた。

四国勢の橋本強(左)と太田竜馬

 3日目10R、準決勝のメンバーが発表された。中四国は4人。地元のルーキー山根将太に、四国の太田竜馬橋本強大崎飛雄馬。そこに足場のないS班の佐藤慎太郎和田圭

 先日のウィナーズカップ決勝でも太田竜馬松浦悠士-清水裕友を連れて先行し、清水の連覇に貢献した。S級上位で他地区と勝ち負けするには中四国一丸となって戦ってきた。ここも地区のラインを優先すれば山根-太田-橋本-大崎の並びが普通。しかし、それをやってしまうと足場のない佐藤に競り込まれる可能性が高くなる。

 橋本「どうするにせよ太田、明日頼むわ」。

 太田「どうすればいいんですかね? ちょっと湊(聖二)さんに相談してきます」。

 そこに松浦悠士がタイミングよく歩いてきた。

話し合いをする松浦悠士(左)、橋本強(中)、太田竜馬

 太田「よかった松浦さん! 僕どうするのがベストなんでしょ?」

 松浦「そこは自分で決めればいい。地区ラインも大事に考えないといけないし、他のメンバーとの兼ね合いもある。これが地元2人とかなら、すんなり中国と四国分かれてできるけどね。難しいなぁ。でもここから先、俺や裕友と連係する時に、番手を回るって事があれば、そういうリスクもあるって事は覚悟しとかなきゃ」。

 太田「そうですね。今回は僕も自力でいきます。調子も良いし四国3人居るので。橋本さんそれで良いですか?」

橋本「エエよ。しっかり頼むわ」。

 と並びは決まった。中四国それぞれ複数なら割り切ってとなっただろうが、実に難しい組み合わせ。周りの中四国勢も色々な考え、想いがあっただろう。(アオケイ・梅田浩行記者)

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