2022/03/25(金) 18:15 0 8
ハードな4日間を過ごした「宇都宮ウィナーズカップ」から中3日。疲労困憊のなか検車場に登場した。
「ここ数年、中3日のハードスケジュールはないですね。1日は完全休養に充ててあとはトラック、ロードで調整を入れた感じです」。
ウィナーズカップの時から話し、悩んでいたのはナショナルチームを離脱し競輪選手としてのリズムを取り戻すには時間がかかるという事だ。
「1年のスパンは欲しいですよね。これだけ本格的に取り組んで(また競輪で)上を目指すということに対して今まで参考になる人がいないんだから。ぜんぶ自分で探さなければならない。熊本の中川選手? 近くにいればいいけど遠いでしょう。なかなか聞きにいけない」。
現時点では伊豆を拠点に活動しているが、いずれは地元の福井に帰る日がくる。それまでに競輪選手・脇本雄太を取り戻したいという。
「不安ですよね。ナショナルにこれまでずっと依存してきたので、ここからまた原点に立ち戻るには。あっちに帰ったら自分で作り上げていかなければいけないので」。
それでもファンは脇本には内容と結果を求め、敵たちからは常に警戒網を敷かれる。「新山(響平)とかヨシタク(吉田拓矢)とかみんな俺を警戒してくる。ヨシタクなんかSS班ですよ。俺はS級1班なの! そんな警戒しなくていいよっていつも思う(笑)」。
試練の戦いはまだまだ続く。(netkeirin特派員)