レースが終わり開口一番、東口善朋は「ワッキーや古性君と一緒に走りたいので、欲の塊で頑張ります！」。

　ヨコの甘さがあった東口善朋だが、風格も出てきて、渋太いマーカーになってきた。若きマーカーのたたき台にされ、競られるレースが多かったが、競っている内にヨコの強さも出てきた。うるさ型で、近畿でも一目置かれているマーカーの三谷将太の前を回るプレッシャーもあっただろう。それが簡単に踏み出し勝負で競りを決着づけた。

「そこは仕事なので。余裕がなくて隅田君に反応出来なかったのは反省点」。

　かなり前からフェイスブックはやっていたが、最近、Twitterを始めた。
「すぐに誠一郎がいじってくるから(笑)。そのチェックの為にSNSを活用している訳ではないですよ」。

　脇役の追い込み選手から今では完全に近畿でも主役のマーカーになってきた。(町田洋一)