2022/03/23(水) 12:00 0 2
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で3月26日〜27日、「PIST6 Championship ZERO」シーズンファイナルが開催する。本稿では過去開催で表彰台入りを果たしている選手や決勝進出経験者をピックアップし、上位入賞への期待値が高い選手を紹介する。
いよいよ「PIST6 Championship ZERO」シーズンも最終決戦。ファイナルの名に相応しく、全国各地からスピード自慢たちが集結する。出場選手を見るに激戦は必至、初出場となる選手も含め、熾烈なバトルが繰り広げられるだろう。
まず優勝候補筆頭に挙げられるのは、ロンドン、リオ五輪の自転車競技日本代表であり、前シーズン「JAPAN HEROES」シーズンファイナルで準優勝を決めた中川誠一郎(42歳・熊本=S1)。前回は決勝で雨谷一樹(32歳・栃木=S1)に敗れたが、『走路に慣れていない初出場選手は不利』と言われるPIST6のレースで、持ち前のスピードを見せつけた。ナショナル仕込みのスピードとレース勘で“ラスボス”が他の選手をなぎ倒す可能性は高い。
「ZERO」ラウンド9で異次元のスピードを披露し完全優勝を果たした伊藤信(38歳・大阪=S2)も優勝候補の一角と見て間違いない。ラウンド9の表彰式では「自信を深めた」とコメントしており、シーズンを締めくくる今節でも主役の座を譲るつもりはないだろう。ラウンド9のタイムトライアルでは10秒013を記録。
また、「ZERO」で2度準優勝している須永優太(33歳・福島=S2)もフラストレーションを爆発させる時。「ZERO」ラウンド3とラウンド6で8走して8連続2着。データ的に『必ず確定板を捉える安定性』は火を見るより明らか。“あと1歩”の雪辱を晴らすにはファイナルこそ打ってつけの舞台だ。
今節の出場選手の中でも一際目立つ存在感を示しているのが和田健太郎(40歳・千葉=S1)。「KEIRINグランプリ2020」を制した地元千葉の絶対的エースが満を持して参戦する。冴えわたる勝負勘と持ち前の粘り強さがPIST6のレースでどのようにフィットするのか。競輪界の頂点を知る和田の“ケイリン”での走りに注目したい。
また、過去2回の出場ともに決勝へと勝ち上がっている“攻め続ける剛腕ハルク”こと佐々木豪(26歳・愛媛=S1)、前シーズン「JAPAN HEROES」ラウンド5で予選・準決勝の3走すべて1着のピンピンピンで勝ち上がり準優勝を決めた伊藤旭(21歳・熊本=S2)など、気鋭の若手がおとなしくしているはずもない。
年齢も級班も問わないガチのスピードバトルPIST6、「ZERO」シーズンファイナルのチャンピオンズホイールに名を刻み、表彰台で笑うのは誰だ!?
選手名 | 過去実績 |
---|---|
伊藤信 | 過去4回出場し、ZEROラウンド9で優勝 |
須永優太 | 過去4回出場。ZEROラウンド3とラウンド6で準優勝 |
中川誠一郎 | 初出場のJAPAN HEROES シーズンファイナルで準優勝 |
伊藤旭 | 初出場のJAPAN HEROES ラウンド5で準優勝 |
吉本哲郎 | 過去4回出場。JAPAN HEROES スペシャルマッチ3で全体3位 |
佐々木豪 | 過去2回出場ともに決勝進出。最高順位は全体4位 |
大西祐 | 過去3回出場。JAPAN HEROES ラウンド5で全体6位 |
遠藤勝弥 | 過去4回出場。ZEROラウンド5で全体6位 |