netkeirinをご覧の皆さま、こんにちは。競輪小僧です。
　いよいよ待ちに待った「ウィナーズカップ(GII)」が栃木県宇都宮競輪場で18〜21日の4日間で開催される。

■まず、ウィナーズカップとは？

　ウィナーズカップでは、お客さまの車券に最も貢献している1着回数上位者を中心に選抜している。そのためほかのGIやGIIにはない特色が出て、お客さまへのアピールを高めるとともに、より多くの選手にGII出場のチャンスを与える。

　また、FI開催のさらなる活性化を図るために、FI開催成績上位者にも優先出場権を与えている。

　2日目に行われる「毘沙門天賞」の由来は、勝負事を司る七福神の1つである毘沙門天にあやかり名付けられた。ちなみに記念すべき第1回大会は、平成29年3月に高松競輪場で開催された。

■宇都宮ライジンバンクの特徴は？

・500mバンクで、見なし直線は63.3m。
・500mバンクの中では、熊本競輪場や大宮競輪場に次いで長い直線。
・改修工事にともない、ホームとバックが入れ替わり67.9mから63.3mへと見なし直線が短くなった。
・カントは25°でカーブがきつく扁平。
・多少先行選手が残りやすくなったが、番手、3番手の選手が追い込め、交わしの交わしも出る。
・直線、コースを突ける選手にはチャンス充分。
・荒れるバンク、穴が出るバンクと云っても過言では無い。

■S級S班からは9選手が勢揃い！ 地元勢も負けられない

古性優作(大阪)
昨年のKEIRINグランプリ2021制覇し、全日本選抜競輪制覇して競輪グランプリ一番乗りを決めている。

平原康多(埼玉)
前節大垣記念(水都大垣杯)を制覇。

郡司浩平(神奈川)
年明け和歌山記念(和歌山グランプリ)を完全優勝。

佐藤慎太郎(福島)
静岡記念(たちあおい賞争奪戦)制覇に5場所連続優出中。

松浦悠士(広島)
2020年ウィナーズカップ覇者。

吉田拓矢(茨城)
立川記念(鳳凰賞典レース)を制覇し、今節勝ち上がり期待される。

宿口陽一(埼玉)
欠場明けで復調の兆しを掴めるか。

清水裕友(山口)
2021年ウィナーズカップ覇者、連覇なるか。

守澤太志(秋田)
まだまだ鎖骨骨折の影響があるのか。

　一方、新田祐大(福島)、成田和也(福島)、吉澤純平(茨城)、森田優弥(埼玉)などSS勢を脅かす実力者も名を連ねる。さらにライジンバンクを知り尽くす地元勢からは、8選手が地元制覇を狙う。

【地元選手たち】
神山拓弥(栃木)、雨谷一樹(栃木)、長島大介(栃木)、眞杉匠(栃木)、坂井洋(栃木)、磯田旭(栃木)、金子幸央(栃木)、隅田洋介(栃木)

■競輪小僧の激推し！

「ウィナーズカップ」で穴を開けてくれるであろう選手を紹介します。

名古屋記念で優出した・東口善朋(和歌山)

　前々節の全日本選抜競輪二次予選では、園田匠と接触して、1着ながら押し上げで失格欠場。前節名古屋記念二次予選では、石塚の番手絶好生かして1着。準決勝では、再度石塚の番手で隅田の捲りを止め切って3着優出。決勝では、単騎ながらうまい立ち回りで直線に賭けたが落車の煽りを受けて4着。
　縦、横共に着以上に動けており、初日から狙える！

名地元雷神バンクで気合い充分・磯田旭(栃木)

　2月の4日間開催京王閣F1ではオール連対。決勝では関東3番手から伸び切っての優勝。前節伊東F1準決勝では、展開縺れ番手の天田が捌かれてから自力発動。落車を避けて大きく外に膨れたが、それがなければ連絡みも有ったか。
　近況伸び抜群、3番手からでも縦脚発揮するはず。

欠場明けでの仕上がりはどうか・渡部幸訓(福島)

　昨年から抜群の安定感で、特別競輪でも穴を開けていた渡部。今年に入っても勢いは止まらず、大宮記念では1.2着で勝ち上がり。準決勝では坂井洋-成田の3番手から中割り狙ったが、坂井と接触して失格。
　3場所欠場明けの今節は、既に2本の失格で横は制限される。縦脚勝負で突き抜ける。

名古屋記念で優出。ベテラン健在・内藤宣彦(秋田)

　全日本選抜競輪では3連対無しに終わったが、前節名古屋記念準決勝では、南関3番手からコース空かずに苦しんだが、外コース伸びて3着優出。決勝では、渡邉雄太の番手で9番手に置かれ展開恵まれず、インコース突っ込んで勢い良かったが惜しくも落車に巻き込まれた。
　落車の影響気になるが、コース選び秀逸。

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