2022/03/15(火) 10:30 0 2
山中にとって当地は2017年に初めてGIIIを制した思い出深いバンク。レース中も「声援が多くて。まだ覚えていてくれたんですね。あまりにも声援が多くて須永(優太)君にも『すごいですね』と言われました」とはにかんだ。
任せた矢口大樹は同期、同県の間柄で今回が初連係。矢口は「選手の中で一番付き合いが長い人。やっと連係できた。気持ちは入っていたが、ただ駆けただけになってしまった」と振り返る。山中も「よく遊んで、よく練習して。若い頃はもっとも長い時間を過ごしたので一緒に走れてうれしかった」と大事な連係をかみしめた。
山中は昨年7月の宇都宮最終日に落車し「左肩肩甲骨」を骨折した。今年1月の和歌山記念から復帰し今回7場所目にして、ようやく準決進出を決めた。
「諦めそうな時もあったけど、初日はもう一回やれそうと思えたレースでした」。復調のきっかけをつかんだか表情も晴れやか。準決も潔いレースに徹して輝きを取り戻してみせる。(netkeirin特派員)