2022/02/18(金) 09:45 0 1
初日は佐川翔吾にしばらくフタをされる展開に。空いた内を突いて赤板前に先頭に出ると、そこからは誰にもカマされることも捲られることもなく山形一気とワンツーを決めた。
「あれ以上じっとしていたら後方になってしまう。33バンクなら二周は行けますよ。風があったけどあまり気にならないので。寒いのは気になったかな。でもバンクが軽かったので助かった」
以前はほとんどが捲りのイメージだったが、最近は積極性が増している。昨年末の地元・広島記念で記念初優出したのもきっかけになっているようだ。
「上位の選手は、自分が思っているよりもワンテンポかツーテンポくらい仕掛けが早い。上のレースを走って、そのことに気付かされた。それからは、自分も早めを意識しています。脚を使ってでもレースを動かすのを見せておけば、別線も動いてくれる。それで位置を取れたり、捲りやすくなったりもするんですよ。作戦の幅が広がりますね」
今では誰もがレースを見ることができる時代。“三登の仕掛けが早くなった”と相手が思ってくれるだけでも、三登にとってはプラスに働くだろう。準決勝は宮本隼輔マークで自力は封印だが、記念優出で意識改革した三登の今後の走りにも注目したい。(netkeirin特派員)