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【防府競輪】会話の半分以上が書けない!強烈キャラの伊藤歩登

2022/02/17(木) 19:30 0 3

防府競輪の「スポニチ金杯争奪戦(FI)」が17日に開幕した。オープニングの1Rを制した伊藤歩登に話を聞いた。

伊藤歩登は話してみると面白くて強烈なキャラクターだった!

 初日1Rは伊藤歩登がロング捲りで白星。同期の田中和磨との実質、二分戦。前受けから車を下げると、園田鉄兵が田中後位へ追い上げる。前団のもつれを、打鐘過ぎから一気にスパートしてのみ込んだ。これが今年の初勝利に。

「本当は突っ張りたかったんです。でも(失格ラインすれすれの)絶妙なところで来られて…。ビビって下げちゃいました。それにしても風が凄かった。おまけに寒いし。まぁ暑すぎるよりはいいけど」。

 前場所が松山ナイター。その前は3場所続けてミッドナイト開催だった。デイ開催を走るのは昨年12月の岸和田以来、5場所ぶり。しかも初日は1Rと早い時間。夜型のリズムから脱却するために「前検日の前日から対策をしてきた」成果が出たようだ。

 ファンキーな髪型だけではない。話をしても面白くて強烈なキャラクター。残念ながら7割くらいが記事にできないような話になってしまった。名前も歩登と書いてアルト。

「いろいろな記者の方に(名前の)由来を聞かれます。もうかなりハードルが上がっちゃてるので、これでしょーもない理由だったらみっともない。“コツコツ歩いていってほしい”とかだったら、子どものことを考えてくれていたんだなぁって思えるけど、“急に思いついた”とか、“ソプラノ、アルト”とかだったらね…。だから父には、あえて聞いていない(笑)。ハードルが上がりすぎた。父がもうちょっと弱ったら聞いてみようかな」

 ちなみにお父さんは、音楽家でもなければ、軽自動車に乗っているとかではないらしい。お兄さんは至(いたる)さんとのこと。なんとなく親御さんのイメージは浮かんでくる。心配は杞憂に終わりそうだ。

ファンキーな髪型の伊藤歩登

「自転車が好き」で競輪選手に。「高校が自転車部で、そのまま仕事にできたらいいなぁって。でも特に目標とかはない。それよりも、兵庫支部はヤングがいないんですよ」と苦笑い。「20代は僕だけで、その上が30歳の池野健太さん。自分の113期以降がいなくて、やっと次に出てくるんだけど、僕と同学年。なかなか年下ができない。他の支部は若い子が次々と出てくるのに」。そういわれてみれば確かにそうだ。あまり気にしたことはなかったが、ヤングが不在の兵庫支部。個性的なキャラを売りに20代で孤軍奮闘する伊藤には、ぜひともS級に上がっていってほしい。

「キャラはずっと変えませんよ」
 兵庫支部の最若手は最後にニヤリと笑った。(netkeirin特派員)

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