2022/02/16(水) 18:45 1 5
福岡の渡邉豪大。すぐにはピンと来なかったが、先月末の立川FIまで静岡籍として走っていた107期の渡邉豪大である。どうやら2月から福岡に移籍したらしい。
「妻が九州の人間でして。実は2年ちょっと前から福岡に住んでいたんです。なので支部が変わっただけで、生活などに変化はない。もちろん、レースでやることも変わらないです」
そこまで心機一転…という感じではなさそうだ。それに、支部の移籍よりも重要なことが渡邉の頭を駆け巡っている。
「今年に入って既に2回も失格していて…。このままではまたA級に落ちてしまう。なんとか巻き返せるように頑張らないと。ヨコの動きは少し制限されるかもしれませんね。これ以上失格はできないし、無理はできない。そもそもタテ脚、自力の脚がないと上で通用しないのはわかっている。こういう状況になってしまったけど、前に踏める力をつける、いいチャンスかもしれない」
前期はA級に降格したが、3場所連続完全VでS級に復帰した。そこから、年が明けての連続失格。ただ、まだ2月。巻き返す時間は大いに残っている。移籍初戦は、近況好調な小岩大介を連れての一戦。ヨコに踏むよりもタテ、前へ、前へ。原点回帰の積極策まであるかもしれない。福岡支部の渡邉豪大としての1走目、どんな走りを見せてくれるか注目だ。(netkeirin特派員)