2022/01/27(木) 07:00 0 0
これまで21回の優勝を経験している浅見敏也。51歳になってからの、21回目のVは格別だったようだ。昨年12月の向日町、予選を4着でなんとか勝ち上がり、準決勝2着で直前の奈良に続く決勝進出。決勝は同県の石田拓真の先行に乗り、直線で力強く抜け出して実に14年ぶりの美酒に酔った。
「順調にしぼんできていたので(笑)。そろそろかな〜、競輪人生もあと何年かな〜って思っていたら。こんなことあるなんて思っていなかったから、自分がビックリですよ。高知以来の優勝だと思っていたら、報道を見て豊橋以来だと知ったくらい(笑)。それほど久しぶりだったんですよね。自分の状態が良くなって、ラインの前後が頑張ってくれて。全部がかみ合った結果の優勝でした。家族も驚いていたし、お祝いの連絡もたくさん来ましたね」
優勝後は決勝進出こそないが「思ったよりも伸びて、前に突っ込みそうになったりした」と、好調をキープしている。
「楽しいし、競輪が好き」
引退も頭にちらついていたが、競輪を愛する男を、競輪の神様は見放さなかったようだ。「ここまで来たら、行けるところまでやりたい」。この勢いなら、1、2班戦復帰も夢ではないだろう。初日は同県の岡田大門に任せて、準決勝進出を狙う。(netkeirin特派員)