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【松山競輪】生傷だらけの肥後の元・プリンス松岡貴久が元気だ

2022/01/25(火) 09:15 0 4

松山競輪のナイターシリーズ「伊藤豊明杯&デイリースポーツ杯(FI)」が24日に初日を開催した。初日10R、原口昌平マークから2着に続いた松岡貴久に話を聞いた。

かつては熊本のエースとして名を馳せた肥後の元・プリンス松岡貴久

 近年の松岡と言えば、かつて魅せた変幻自在な立ち回りというよりは、持ち場を守るようなレースが増えつつある。

「最近、自力でやるのは減ってますね。だいたい誰かしら自力がいる。小岩(大介)と2人とか誰もいなければ別に動きますけど…」

 堅実とはいえ、暴れる時は暴れる。コースを縫って内へもぐったり、番手を回った際の激しい仕事がそれだ。他にも中川誠一郎が評した「ブロックというよりも、脚に余裕がなくてその位置にこだわる抵抗」として横に車を振ることも。ゆえに、危険もはらんでおり落車やケガも多い。

 生傷男は前回の大宮記念でも落車をした。頭を打ったが幸いにして軽傷で済み、自転車も無事だった。

「去年は4回コケました。それで年初からいきなり落車。中村雅仁さんに言われたんですけど、このままだと合志(正臣)さんのペースを超えるようです(苦笑)。だけど大宮で平原(康多)さんの体をみたら、俺よりコケている感じに見えた。なのに、なんであんなに強いんだろ。すごいな。俺もコケないように頑張りますよ」

 かつては熊本のエースとして名を馳せた男は熟練のアラフォーに突入したがまだまだビンビンだ。いま熊本の若手に勢いがあるだけに、彼らの上昇気流に食い下がる。(netkeirin特派員)

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