2022/01/23(日) 11:00 0 0
「TIPSTAR DOME CHIBA」で22日、「PIST6 Championship ZERO」ラウンド4の初日が開催。初出場ながら見事連勝を飾った東矢昇太に話を聞いた。
「高校2年の頃から本格的に自転車競技をやり始めました」という東矢は、高校、大学時代に国体などのケイリンやチームスプリントで何度か優勝経験もある選手。
初参戦のPIST6で「プロになってからは競技から遠ざかっていたので、今回はどうかな」と言っていたが、さすがに昔取った杵柄。前検日のタイムトライアルを3位で突破すると初日の一次予選、二次予選では連勝ゴール。
「いや〜、自分でもびっくりですよ。ただ、今は熊本競輪場の工事でバンクにまったく入れないんですが、バンク練習ができていた時はギヤをかけてカーボンフレームでモガいていた成果もあったのかな。練習グループの(中本)匠栄や上野(優太)、嘉永(泰斗)といったスピードのある選手とモガいていましたからね。特に上野や嘉永が今、S級でバリバリ売り出しているでしょ。自分もいつまでもA級にいてもしょうがないし、早くS級に戻ってアイツらと連係したいですね。その為にも、ここのスピードレースで感覚を取り戻し、結果を出して漢字の競輪に繋げていきたい」と2日目の準決勝に向けて意気込みを語ってくれた。
更なる発奮材料として「今度、弟の圭吾が121期でデビューしてくるんですよ。圭吾に格好悪いところは見せられないですからね。頑張らないといけない」と兄の貫禄も見せたいところ。今開催は雨谷一樹の3連続Vが濃厚という前評判だが、一発があるならこの男かもしれない。(アオケイ・渡辺記者)