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【今週の競輪好プレー】浅井康太 すべてを把握しての走り/立川GIII 2日目・二次予選7R

2022/01/12(水) 16:00 0 3

東京スポーツの前田睦生記者がレースの中から”思わず唸った”選手をピックアップする「今週の競輪好プレー」。今回は復活のあの選手の好プレーをピックアップ! 前田記者直筆解説と一緒にぜひご覧ください。

1月5日 鳳凰賞典レース 2日目・S級 二次予選ーー

浅井康太の強さは底知れない

 立川競輪場で開催されていた「開設70周年記念鳳凰賞典レース(GIII)」の2日目は、立川記念らしい強風が吹き荒れていた…。復活の浅井康太(37歳・三重=90期)が、そんな強風もそよ風と思わせるような好プレーを見せてくれた。二次予選7R、川口聖二(28歳・岐阜=103期)の番手で、鷹揚にうちわを仰ぐように。

 川口は打鐘で動いて先頭に立った後、松井宏佑(29歳・神奈川=113期)ー岡村潤(40歳・静岡=86期)の2人を出して3番手。浅井はその後ろで車間を切り、最終BSでは前の3人を見つつ、後ろの5人をくぎ付けにしていた。

 今回の好プレーの肝は川口が4着までに入れるか、を含む。勝ち上がりの権利を川口と確保しつつ、結果を残す。そのために何をするか、できるか。

 逃げているのが松井だけに、簡単はプレーではない。が、最後は綺麗に届いて1着。見る者をまさに唸らせる走りだった。川口も4着で準決進出。川口は「オ、オレ、いらなくないすか…」とさびしそうにつぶやいたが、川口があの位置を取ったからこそ生まれた、好連係プレーだった。川口に★1つ、浅井に★3つで本来なら計★4つの好プレーだ。

川口聖二がいないと寂しい

 加えて浅井は「でもこれが上位のレースだったら…。後ろから平原さんや、清水君が仕掛けてきているケースになる。そこは考えておかないと」と、このレースで感じたことを時空を超えて自分の中にフィードバックしていた。好プレーを支える強さが垣間見えた。

すごいで賞=★★★☆☆(星3つ)

【お詫び】
※前回の稲川翔好プレーは、差して1着と完全に勘違いしておりました…。差し損なっているので★0.1へと修正させていただきます。
▶︎前回の好プレー

▶︎立川競輪 1月5日7R S級 二次予選の結果はこちら
▶︎前田節満載のコラム「前田睦生の感情移入」はこちら

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