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【未来の競輪スター候補】白井優太朗「広島を盛り上げていけるような選手になりたい」

2021/03/03(水) 08:00 0 4

地元広島への熱い思いを胸に卒業した白井優太朗選手

netkeirinでは、今年3月に日本競輪選手養成所を卒業し、デビューを迎える選手の中から注目選手を特集。今回は、中学2年時にBMXレース競技で世界選手権に出場し、高校時代にはトラック競技スプリント種目でも活躍した白井優太朗選手(19歳・広島=119期)を紹介します。

ーーデビューを迎える現在の心境をお聞かせください

 いよいよデビューだという実感が湧き出て、ドキドキするようなプレッシャーを感じています。それと同時に、自分も広島の選手たちと一緒に頑張っていくんだという気合いも溢れてきていますし、楽しみにも感じています。

ーーそのプレッシャーと楽しみの比率はどのようなバランスでしょうか?

 半分半分です。プロとしてレースを走っている姿が、まだ自分の中で想像もできないという部分があります。でも一端のプロとして走れるんだという喜びも大きく、どちらとも言えない心境ですね。

ーー養成所生活の中で一番印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください

 クラス対抗で戦う『ワットバイク大会』が印象深いです。他クラスに負けないように一生懸命もがくのでとてもキツいんです(笑)。でもそのときのクラスの一体感、一丸となって全力を出す感覚はすごく思い出に残っていますね。

ーー中学2年時にBMX競技のレースで世界選手権に出場されていますが、競走スタイルや持ち味に影響していますか?

 角(コーナー)のことをBMXでは『バーム』と言うんですが、そこでは体と体のぶつかり合いが多々あります。その経験はレース中の競り合い技術にも活かせるかもしれない、少しはプラスに働くかも、という考えは持っています。すでにBMX競技出身で活躍している選手はたくさんいます。同県広島の先輩、佐伯辰哉選手(109期・S級1班)も強いので、目標にして頑張っていきたいです。

BMX競技とトラック競技の経験を融合させて"プロ"のレースに挑んでいく

ーーデビュー後はどんな選手になりたいですか?

 地元・広島の選手を引っ張っていけるような選手を目指したいです。でも今の自分がそこを目指すためには、とにかく脚力を強化しなくてはいけません。(広島に)帰っても脚を強くできるように練習に励みます。

ーー目標にしている選手はいますか?

 兄弟子の町田太我選手(117期・S級2班)です。デビュー後すぐに一線で活躍できる選手は一握りで、本当にものすごい先輩だと思っています。今の自分では追いつけませんが、なるべく早く追いつけるようにという気持ちで頑張りたいです。

ーー将来ラインを組んでみたい選手はいますか?

 広島の選手とラインを組んで走りたいです。特に師匠の吉本哲郎さんをはじめ、練習グループの先輩たちは強い選手ばかりなので、一緒に戦ってみたいという想いはあります。

ーーデビューして最初にクリアしたい目標は何ですか?

 養成所ではあまり勝てず、自分に不甲斐なさも感じているので、大きなことは言えません。でも当面は"最初の1勝"を第一目標にして挑みます。

ーー最後に競輪ファンへのメッセージをお願いします

 今まで培ってきたBMX競技での"競り合い"や、トラック競技スプリントで得た"観察力"を活かして、展開をしっかりと読める選手になりたいです。そして広島を盛り上げるような走りをみせたいと思っているので、みなさま応援よろしくお願いします!

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