2022/01/07(金) 20:00 0 3
グランプリを制した古性優作の凱旋レースで、S班はその他に、松浦悠士、郡司浩平、佐藤慎太郎が参戦。立川記念で新たなS班の吉田拓矢が優勝したし、古性も全力で4日間人気に応える。古性が展開を取り、2月の奈良記念でワッキーが復帰予定だし、今年は近畿に風が吹くはず。それには大事な大会だし、古性の前を走る寺崎浩平の責任も重大。ナショナルチームのメンバーでもあるし昨年入籍も済ませ、古性を振り切る様なレースを魅せて、ヤンググランプリの悔しさを晴らして欲しい。もちろん、古性自身もグランプリみたいにシンプルに自分で勝つ能力はある。
佐藤慎太郎は同県の小松崎大地との連係を基本に、二次予選、準決勝では郡司浩平との連係もありそう。慎太郎先生の事だから、当サイトのコラムも、走りも絶好調の1年になる。郡司は2月の全日本選抜の連覇を目論む。1年を通じて、好不調の波が一番少ない選手だった。貫禄ある自力勝負で、古性や松浦を苦しめたい。郡司マークの和田健太郎も赤パンを脱いで、気持ちが楽になったはずだ。
昨年のMVPが古性なら松浦には殊勲賞をあげたい。途中欠場や配分欠場もなく、これは選手の鑑だ。松浦のおかげで、負けてすぐに帰る選手が少なくなったのは事実。中四国にめぼしい自力選手は島川将貴ぐらいで、今節は自分で戦うレースになる。今後のG1戦線に向けて、自分でやれる走りは大きい。
関東は2班だが吉田有希が売り出し中だ。明るい性格で話は、お笑いタレントぐらいの才能がある。栃茨の連係で長島大介と神山拓弥がアシストする。中部は今年も苦しみそうで、九州はベテランの荒井崇博が昨年の後半から絶好調だ。嘉永泰斗との連係で、準決ならワンツーは可能。
地元は4年前の覇者の東口善朋が大将格で稲毛健太、椎木尾拓哉、中西大が力を合わせる。古性と南修二は大阪の同郷ラインだが、どこかで必ず古性と東口のセットも見られる。この時、東口にとって結果を出せるかだ。稲毛はムラがあるが、中西はF1クラスの自力選手からワンランク上の選手に成長。椎木尾は小兵だがガッツがあり玄人好みのマーカーだ。