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【和歌山グランプリ予想】「近畿に風が吹く」古性優作が凱旋レース

2022/01/07(金) 20:00 0 3

9日より和歌山競輪場で「和歌山グランプリ(GIII・最終日12日)」シリーズが行われる。出場する主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

古性優作

 グランプリを制した古性優作の凱旋レースで、S班はその他に、松浦悠士郡司浩平佐藤慎太郎が参戦。立川記念で新たなS班の吉田拓矢が優勝したし、古性も全力で4日間人気に応える。古性が展開を取り、2月の奈良記念でワッキーが復帰予定だし、今年は近畿に風が吹くはず。それには大事な大会だし、古性の前を走る寺崎浩平の責任も重大。ナショナルチームのメンバーでもあるし昨年入籍も済ませ、古性を振り切る様なレースを魅せて、ヤンググランプリの悔しさを晴らして欲しい。もちろん、古性自身もグランプリみたいにシンプルに自分で勝つ能力はある。

佐藤慎太郎

 佐藤慎太郎は同県の小松崎大地との連係を基本に、二次予選、準決勝では郡司浩平との連係もありそう。慎太郎先生の事だから、当サイトのコラムも、走りも絶好調の1年になる。郡司は2月の全日本選抜の連覇を目論む。1年を通じて、好不調の波が一番少ない選手だった。貫禄ある自力勝負で、古性や松浦を苦しめたい。郡司マークの和田健太郎も赤パンを脱いで、気持ちが楽になったはずだ。

松浦悠士

 昨年のMVPが古性なら松浦には殊勲賞をあげたい。途中欠場や配分欠場もなく、これは選手の鑑だ。松浦のおかげで、負けてすぐに帰る選手が少なくなったのは事実。中四国にめぼしい自力選手は島川将貴ぐらいで、今節は自分で戦うレースになる。今後のG1戦線に向けて、自分でやれる走りは大きい。

吉田有希

 関東は2班だが吉田有希が売り出し中だ。明るい性格で話は、お笑いタレントぐらいの才能がある。栃茨の連係で長島大介神山拓弥がアシストする。中部は今年も苦しみそうで、九州はベテランの荒井崇博が昨年の後半から絶好調だ。嘉永泰斗との連係で、準決ならワンツーは可能。

東口善朋

 地元は4年前の覇者の東口善朋が大将格で稲毛健太椎木尾拓哉中西大が力を合わせる。古性と南修二は大阪の同郷ラインだが、どこかで必ず古性と東口のセットも見られる。この時、東口にとって結果を出せるかだ。稲毛はムラがあるが、中西はF1クラスの自力選手からワンランク上の選手に成長。椎木尾は小兵だがガッツがあり玄人好みのマーカーだ。

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