2021/12/28(火) 20:30 0 1
アフロヘアーのスター選手が検車場に帰ってきた。ナショナルチームに所属し、世界選手権、さらには今年から新設されたチャンピオンズリーグで欧州を転戦していた山崎賢人だ。
「今月の6日に帰国して、横浜のホテルに6日間、それから伊豆の自宅で8日間。合計2週間の隔離生活でした。自宅ではローラーに乗れたけど、ホテルではなにもできなくて苦痛でしたね。 時差ボケはもう大丈夫。直前も競技用の自転車で練習したので、競輪用の自転車にまたがるのは別府以来ですね」
チャンピオンズリーグではスペインのマルタ島を皮切りに、リトアニア、ロンドンを転戦。
「ホームシックにはならなかったけど…」と前置きしながら、まさかの悩みを吐露した。
「PCR検査を何回もやらなきゃいけなくてストレスを感じたけど、それよりも水が硬くて…。硬水のせいで、髪の毛のボリュームが。帰ってきてから、みんなに『ハゲたね』って言われる。半年以上、切っていないんですけどね」
そういわれてみると、心なしか自慢のアフロヘアーが以前のボリュームではない気がする。香水のせいだよ〜ならぬ、硬水のせいだよ〜だ。海外での思わぬ弱点が見つかってしまったが、ファンが知りたいのは状態面であり、今後について。競輪を走るのは準優勝した9月の別府FI以来でブランクなどはどうなのか。
「不安はあるけど、大丈夫だと思います。年明けに佐世保FI、それから2月は全日本選抜が入っているけど、スケジュールは未定。パリ五輪でメダル獲得を目標に頑張っています」
見た目の爆発力はかなりなくなったが、レースではワールドクラスの爆発力で魅了してくれるだろう。北津留翼とは2月のGI・全日本選抜最終日以来の連係。九州が誇る輪界のトップパフォーマーの2人が寒さを吹き飛ばす好連係を披露する。(netkeirin特派員)