大一番のグランプリはやはり守澤の状態が鍵？

　大一番のKEIRINグランプリ。

　今年のグランプリは補欠がヤングラ出場予定の山口拳矢でその取り扱いが微妙だったり、広島記念で守澤太志が落車して鎖骨骨折全治90日診断が出てざわついたり異例尽くめ。その守澤は「落車翌日にすぐ手術をして今はリハビリ中。痛みはあるけどグランプリには間に合わせる」とのことだけどさすがに割り引いて見なくちゃいけないだろう。

　今回のメンバーでグランプリ優勝経験のあるのは佐藤慎太郎だけ。最多出場12回を誇る平原康多も優勝はしたことがない。「〇〇GP初V！ 」の見出しが踊る確率は9分の8だ。　広島記念で完璧な走りを見せた松浦悠士は清水に「番手を回りたい」と言ったそうだ。中国ゴールデンコンビは番手を回ったほうが勝つという鉄則に習えば、松浦は今回、きっちり勝ちにいくつもりだろう。

　郡司は22日、川崎競輪場に登場し、地元ファンの前で「北日本勢が競輪祭の後、うしろについてくれるって言ってくれた。光栄だし責任感もある」とグランプリへの思いを語った。吉田-宿口-平原、清水-松浦、郡司-佐藤-守澤に単騎の古性。どのラインにもどの選手にも今年一年のストーリーがある。誰に夢を託しましょうか。

▶︎秋田麻子によるグランプリ出場選手の見解はこちら

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