2021/12/03(金) 19:30 0 3
7R二次予選は過度のスタートけん制があり、誘導との距離はみるみるうちに引き離されていく。石塚輪太郎が追うも青板を過ぎてもなかなか隊列が整わなかった。いわゆる「重注3本」で“黄檗山行き”と“賞金が半額”となった。普段なら黄檗山に出向き「特別指導訓練」が科せられるが、今は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からリモートによる座学で行われている。
小岩大介は以前にも何度か黄檗山へ行っており、ある時、誘導員が丸一周追い付いてしまったため、再発走になったことがあったという。「久留米の全日本選抜です。(吉本)卓仁さんと(井上)昌己さんと一緒で。誘導に追いつかれてしまい号砲が鳴って再発走になった。黄檗山は一発でしたけど、なぜか賞金は半額にならなかったんです」
話をレースに戻すと、二次予選7Rは山田庸平とのワンツーが決まったものの、先頭で頑張った野口大誠が失格となり素直には喜べず。それでも「今回の2走は前こそ抜けていないけどだいぶいい」とコメントは充実していた。
大分の選手界隈では「地区プロの季節になると小岩が強くなる」との言葉がある。「九州地区プロ」の団体追い抜きで大分チームは15連覇を達成しており、そのすべてに小岩は出場しており、練習にも身が入るからだ。他にも今年7月に引退した兄弟子の中村大和(引退)さんの弟子を引き継ぎ面倒を見るなど、すべてにおいて今は歯車がかみ合っている。(netkeirin特派員)