2021/11/30(火) 15:00 0 2
S班の斡旋は清水裕友、佐藤慎太郎、新田祐大と3人の名前があったが、グランプリ出場に向けて清水と慎太郎は調整欠場。そこで新田が断然の存在となった。
今年は東京オリンピックに向けて勝負の年であったが、残念ながら結果を出す事が出来なかった。復帰してからの競輪でも親王牌で失格、競輪祭でも準決で敗退とリズムを掴めないでいるが、GIII開催なら、異次元のスピードを披露する。北日本の1班の先行選手が不在で基本は自力勝負になり、二次予選や準決は2班の若手が勝ち上がってくれば目標にする。新田後位はタテ型の阿部力也と大森慶一。イメージ的には踏み出しで離れる事はない。
地元勢は連覇を狙う松本貴治が中心。今年1月の開催では郡司浩平と松浦悠士を2段駆けで破っている。誘導員の早期追い抜きで久々の実戦となるが、練習量は豊富で不安はない。地元の大将格の渡部哲男と橋本強が全力でサポート。渡部は、この大会、2度優勝している。他にも佐々木豪と門田凌も準決迄は間違いなく勝ち上がるだろう。
関東はビッグネームが不在で厳しく、南関は根田空史が追加で参戦。和田真久留、野口裕史と自力選手は充実。中部も相変わらずの人材不足で、近畿は東口善朋の名前が目立つが目標が厳しい。
中国勢は取鳥雄吾と岩津裕介の岡山コンビが魅力で、取鳥は競輪祭でも勢いに乗っていた。地元勢との連係も考えられる四国勢は他に小川真太郎、香川雄介。九州は山田庸平の自在戦が面白く穴党にお薦めとなる。