12月30日に平塚競輪場で行われる「KEIRINグランプリ2020」の前夜祭が22日、都内のホテルを主会場に開かれた。今年は新型コロナウイルスの感染予防から初のリモート開催となった。

　グランプリに出場する男子9選手は、それぞれ関東地区・静岡地区・中国地区・九州地区・沖縄地区の5か所から出演した。この日、前夜祭に先立って行われた共同会見には全員スーツ姿で登場。大一番に向けた意気込みや豊富を語った。車番順に9選手のコメントを紹介する。

【1番 郡司浩平選手】
ーー意気込みを教えてください。
「地元の平塚で自分の力を余すことなく発揮したい。」
ーー1年を振り返って
「GI獲れて1年通して安定した成績を残せた。地元・平塚のKEIRINグランプリは精一杯頑張りたい。去年はよくわからないまま終わったが、今年は準備をして自分の力を出せれば。」
ーー戦法・並びについて
「1年間通して連携してきた和田さんと。僕が前で自力です。」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください
「色々なパターンを考えていた。これからレースとかの展開をイメージしていければと思う。」

【2番 脇本雄太選手】
ーー意気込みを教えてください。
「近畿は1人だけですが、自分らしいレースで頑張りたいです。」
ーー1年を振り返って
「今年は東京五輪の延期があって、その悔しさを競輪にぶつけた。小倉競輪祭での落車の怪我はまだ完治はしてないけど、練習はしっかり積めている。練習では普段通りのタイムが出ているし大丈夫。３回目のグランプリ、近畿は1人だけど勝ちたい。」
ーー戦法・並びについて
「単騎の自力ではありません。昨日平原さんから電話があり、平原さんがついてくれることになりました。いつも通りのレースをするだけです。」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください
「自分の方はラインができた喜びがあります。しっかり頑張りたいと思ってます！」

【3番 松浦悠士選手】
ーー意気込みを教えてください。
「僕たち(連携を組む清水選手と)らしい走りが出来るように頑張ります。」
ーー1年を振り返って
「小倉競輪祭では最後の最後で失格、悔いは残る。S班としての責任はあるし、自分の気持ちが変わってきた1年だった。KEIRINグランプリに関しては去年よりは落ち着いてそわそわせずに走れると思います。」
ーー戦法・並びについて
「17日に清水と長めに話をした結果、僕が清水の前で自力で頑張ります！」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください
「僕は脇本さんと平原さんが単騎だと思ってた。もう1回レース展開は組み立てていきたい。」

【4番 和田健太郎選手】
ーー意気込みを教えてください
「地元の南関東地区の開催。精一杯頑張りたい。」
ーー1年を振り返って
「今年を振り返るとコロナ禍でレースがなかった割には、しっかりとした成績が収められた。南関東地区の層の厚さという流れも向いた。KEIRINグランプリ初出場ですが、気持ちの変化は特にはないです。」
ーー戦法・並びについて
「郡司の後ろにつきます！」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください。
「単騎の選手がいなくなってライン戦になった。しっかりしたレースになると思います。」

【5番 清水裕友選手】
ーー意気込みを教えてください。
「松浦さんと力を合わせて精一杯頑張ります。」
ーー1年を振り返って
「GI優勝は嬉しかったですが、不調だった後半が印象に残っています。地元記念優勝など要所要所では優勝できたけど、競輪祭もあんな感じですが…逆に吹っ切れたところはある。KEIRINグランプリは3回目ですけど、とくに変わらず頑張りたい」
ーー戦法・並びについて
「松浦さんの後ろでしっかり頑張ります！一緒に練習している時に話して決めました。今回は話し合って結構時間はかかりました。」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください。
「(脇本-平原ラインに)びっくりしましたけど、これから時間あるので、精一杯考えて走りたいです！」

【6番 守澤太志選手】
ーー意気込みを教えてください
「KEIRINグランプリは初出場になりますが、悔いの残らないように頑張りたい。」
ーー1年を振り返って
「この1年は結果に結びついて良かった。KEIRINグランプリが近づいた最近は一緒に練習してくれる仲間が盛り上げてくれて、気持ち良く練習出来ています。コンディションは順調です。」
ーー戦法・並びについて
「新田くんと慎太郎さんを信頼してついていくだけです」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください。
「どういう並びになろうと、慎太郎さんの後ろを離れないようついていくだけです。」

【7番 平原康多選手】
ーー意気込みを教えてください。
「関東は1人ですけど、精一杯頑張りたい。」
ーー1年を振り返って
「試された一年だった。前半は思うように走れたが、中盤以降立て続けに落車に見舞われ、体調を戻すのに精一杯だった。KEIRINグランプリは11回目。そろそろ獲りたい。神山さんの気持ちがわかります(笑)」
ーー戦法・並びについて
「ギリギリまで考え、脇本の後ろにつくことにしました。脇本から離れないように頑張りたいですね。」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください
「脇本の後ろって決めた以上、離れないよう頑張るだけです。」

【8番 新田祐大選手】
ーー意気込みを教えてください
「福島は佐藤慎太郎、北日本は守澤くんと三人で戦えます。精一杯頑張ります」
ーー1年を振り返って
「五輪出場のスケジュールで進めていたが、延期になったのでスケジューリングし直して、練習する日々でした。自分の中で戦える姿勢をレースの中で作ってこられたのが、KEIRINグランプリ出場につながった。KEIRINグランプリは初出場時はよくわからないまま終わったけど、中盤ぐらいになると勝ちに対して強い思いがでてきた。７回目の挑戦となる今回は、何をすべきか、自分の中では答えが出ている。」
ーー戦法・並びについて
「自分が先頭で頑張りたいです」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください。
「僕たち北日本は3人。相手が誰であろうとやることは決まってます。優勝に向かって走るだけです」

【9番 佐藤慎太郎選手】
ーー意気込みを教えてください
「このレースを走れることに誇りと責任を持ってしっかり走りたいと思います。」
ーー1年を振り返って
「1番車で走った今年、安定して走れたと思う。S班としての責任は果たせた。今年に関しては前を走ってくれた、後ろを固めてくれた選手のおかげ。KEIRINグランプリを優勝した去年のことは忘れて、また新しい気持ちで闘う。冬はずっと沖縄で調整しています。暖かい気候の中で出来ているので、身体は動ける状態。連覇を狙うなんてまったく思っていません」
ーー戦法・並びについて
「守澤の前、新田の後ろで行かせてもらいます。」
ーー各ラインの並びについて、その感想を教えてください。
「きっちり、まずは自分の仕事をしたいと思います！」

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