4回目のGIIIで初の二次予選進出。そして二次予選8Rで3着に入り、準決勝行きも決めた。先月の前橋GIIIから投入した新車の感触がいいとのことだが、もっともっと大事な要因があった。

「11月1日に入籍しました。僕よりも2歳上です。半年くらい前から一緒に住んでいて、食事や栄養のこともしっかりと考えてくれている。おかげで体重が8キロ落ちた。実家を出たのが初めてだったので。競輪のことも理解してくれているし、今が重要な時期だというのもわかってくれている。ありがたいです。“もう一人じゃないので頑張ろう”という気持ちになりますね。励みになっています」

　姉さん女房の存在が、あらゆる面でプラスに。地元GIIIへの気合と、新婚パワーが好走の活力になっている。レース後は「まだ荒井さんと一緒に走ったことがない。前で頑張ってみたい」と話していた。願いはかなわなかったが、準決勝は10Rで松岡辰泰-松岡貴久の熊本コンビの前回りに。青柳がどういうレースをするのかで展開が大きく変わってくる。思い切った競走に出るのか、それとも…。準決勝最初のレースはこの男がどんな走りをするのかに注目だ。(netkeirin特派員)