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【久留米競輪・ガールズ】遥山夕貴が6年ぶり復帰「これがラストラン」家族へ捧げる最後の3走

2025/12/22(月) 16:40 0 4

久留米競輪ナイター「オッズパーク杯(FII)」は23日に前検日を迎える。今開催に追加参戦し、6年ぶりに実戦復帰する遥山夕貴に話を聞いた。(netkeirin編集部)

遥山夕貴(右)と児玉碧衣(左)、金田舞夏(本人提供)

 遥山夕貴(旧姓:梅田)が2019年9月松戸以来、6年3か月ぶりにレースへ復帰する。結婚、出産を経て、地元久留米でレースを迎える。

「2019年11月に結婚して、2020年6月に長女、2022年11月に長男を出産しました。育児をしていく中でなかなか復帰へ踏み切れませんでした」

 今期は登録審査制度の3期目で、2024年後期と2025年前期は出走回数がゼロ。今期も今開催の3走のみで最低出走回数不足となり見なし点数が付くため、今回復帰しても通算3期の平均競走得点が47点未満の選手のうち一番下の成績だ。つまり走っても走らなくても、今期で代謝が決まる。

 それでも遥山は復帰戦に向けて準備を整え、現場へ復帰することを決めた。

「最近長女が『ママが(ガールズケイリンを)走っているところを見たい』と言ってくれました。それならこのまま終わるよりも、1戦でもいいから復帰して競輪選手であるところを家族に見せたいと思い、復帰に向けて動き出しました」

 家事、育児の合間を縫って練習を積み、11月に久留米で走行能力調査をクリアした。前検日前日も久留米競輪場で最終調整。産休前は「梅田夕貴」としての出走だったが、最後の3日間は遥山夕貴として走る。

「家族の協力もあり、育児と家事の合間にワットバイクに乗って練習をして、11月の久留米で走行能力調査をしました。そのあとは佐世保久留米のバンクに入って練習。ピンクのレーサーパンツしか履いたことがなかったので、(2022年にデザイン変更した)黒のレーサーパンツを履くことができてうれしいですね」

 ラストランは、喜びも苦しみも分かち合った同期の自転車が相棒だ。

「今回は同期の日野友葵ちゃんの自転車で走ります。これがラストランになるけど、復帰して走ることができることに感謝しています。これで競輪選手として一区切りですね。開催には知っているガールズケイリン選手が5人しかいなくて、浦島太郎状態だと思うけど、自分のできることをやりたい。3日間ちぎれることなく、ゴールできるように頑張ります」

 長いブランクを経て、バンクに戻る決意をした遥山。母になり、最初で最後の入魂の走りを、ぜひ応援してほしい。

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