今期の村上は92点オーバーの競走得点を持ち。直近4か月の競走得点は94点を超えている。3場所前の奈良は完全、直前の松戸でも優勝を飾った。

　本人は「展開が向いただけです。競走得点詐欺、この点数の脚じゃない。松戸は前受けの原田亮太さんが突っ張ってくれて、サラ脚の中団。それを捲っただけ」と謙遜するが、今期95点の原田を捲るのだから、その力は本物。

　近況のことを聞いてみると「今回は中20日。しっかり練習をやってきた。近畿の合宿に参加して、グランプリメンバーとやってきた。毎年、岸和田でやっていますね。そして前橋ドームは脚質的に合う」。

　優勝を飾った奈良と松戸は短走路。同じ短走路の前橋なら追い風が吹きそうだ。(アオケイ・伊藤記者)