2025/12/03(水) 16:40 0 1
6月大垣Sの初日に落車し「左鎖骨、肩甲骨、肋骨骨折プラス肺気胸」と大怪我を負い、8月松戸記念から復帰したものの、体と気持ちが噛み合わず悶々とした日々が続いた。打開策を探る中、10月の前橋GI寬仁親王牌のあと、一筋の光が差し込んだ。
鎖骨を固定していた金具を外す手術を受けると、驚くほど体が動きだしたのだ。復帰した大宮Sは決勝進出こそ逃したが③、①、②着とオール確定板入り。
「金具を取った途端に体の動きが変わった。これまでは鎖骨が押さえられて、引っ張られた感じだったんです。でも今は不自由なく回るし動く」と自分の体ではないような身のこなしに本人も驚きで、視界が一気に晴れた。
これからは上向くだけだ。10R一次予選は長田龍拳を目標に得た。
長田は「寒さと一緒に調子も上がってきた。今回はいい感じです」と重走路をものともしない選手で、海が近く突風が舞う当バンクには適したタイプ。長田が前へ前へと畳みかけてくれれば、完全復活を期す中村に絶好機が訪れる。(netkeirin特派員)
