2025/11/24(月) 10:35 0 1
先月の寛仁親王牌でGI初の決勝進出し、初優勝を飾った嘉永泰斗。GI覇者として九州地区に凱旋し、GI連続優勝を狙ったが準決勝11R4着で決勝進出を逃した。自身が先に斬った上を太田海也が叩き、さらに郡司浩平がその上を行く、超ハイスピードバトルに。荒井崇博を連れて最終ホームからスパートした嘉永は、一旦4番手の太田の外で脚をため、再度踏み上げるも、松井が番手捲りに出て苦しくなった。
「結果的に休まず、あの勢いのまま行った方が良かったかな。荒井さんが乗ってくれたのはせめてもの救いだけど、2人で勝ち上がれなくて悔しい」
勝負どころの自身の判断を悔やんだ。それでも3着で決勝進出した荒井が「泰斗が前々に頑張ってくれた。3日目に連係した時はいつもの仕上がりじゃない感じがしたけど、今日は完璧(な組み立て)だった。2人で勝ち上がりたかったね」と、称えるほど。GI覇者の重圧と戦いながら、準決勝で見せ場を大いに作った。
今回、4回目の競輪祭で初めて二次予選に進出(2回目の23年は1走目1着も2走目で落車し途中欠場)。同じドームの前橋でGI制覇を果たしたが、どういうわけか小倉バンクとは相性が良くない。
「なんか合わないですね。来年の課題ですね。でも掴めたこともあった。まずはグランプリまでしっかり練習したい」
毎年必ずGIが行われる舞台。九州のエースとして、来年はS級S班での地元地区のGIを迎える立場として、小倉バンク攻略はテーマの一つとなってくるだろう。まずは最終日の10R、新山響平や太田海也らを相手に、単騎戦でどんな走りを見せてくれるのか楽しみにしたい。(netkeirin特派員)
