2025/11/23(日) 19:42 0 2
予備から繰り上がり正選手として迎えた地元GIは後藤にとっては特別なものだ。子供のころ、競輪ファンの父親に連れられスタンドから声援を送っていた、そんな夢の大舞台に自分が参加することになった。
繰り上がった際には「夢みたいです。目標にしていたし、自分が競輪祭に出る日が来るなんて」と喜びを爆発させていた。
だが、道中は特別戦線を生き抜く猛者たちを相手に苦戦の連続。それでも、3日目の一次予選2では深谷知広を相手に主導権を渡さず風を切った。「メチャクチャ強い深谷さんを相手に勝負ができたことはよかった。だけどGIにくるたびに弱さを感じます」と上位陣に叩きのめされ現時点の力ではまだまだ戦えないと自覚した。
迎えた5日目は、これまでの3走の反省を生かし、ようやく本来の力を発揮することができた。
「ライン3車も1番車も今シリーズ初だったし、今日は突っ張ろうと。誰かしら来ても早いうちからモガキあうつもりでした。ここ3走、踏み上がりはいいけどタレ具合を感じていたから、その辺りを意識して徐々に踏み上げました」
井上昌己に交され1着はお預けとなったが、思い入れのある大会での初の確定板入りに気持ちは高まった。(netkeirin特派員)
