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【寛仁親王牌】練習の成果が早くも実を結んだ石原颯「先頭なら怖くないので次も駆けたい」

2025/10/23(木) 16:40 0 2

前橋競輪「第34回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は24日に2日目を開催。一次予選1Rを走った石原颯に話を聞いた。

「もう、ラインのおかげでしかないです」と話す石原颯

 特別戦線での1R、1番車は期待枠と呼ばれ若手の有望株が配置されることが多い。石原は9月福井GII「共同通信社杯」に続き選出された。共同杯では人気に応えることはできなかったが、今回はバッチリと決めてみせた。勝ち方は堂々たる突っ張り先行。前受けから誰も出させずラインの援護を頼りに2周半、踏み続けた。

「朝は苦手だし、もしも飛んだら4日間長いし。緊張感が半端なかった」と胸のつかえが取れホッと一息ついた。

 最近は突っ張り先行への意識を高め、レースで実践しようと模索している。きっかけのひとつとなったのは共同通信社杯の二次予選Bでの敗戦だった。対戦した新山響平にお手本のような突っ張り先行で圧倒されてしまい「上位を相手に戦うには、引いてカマシのスタイルだけではダメと思ったんです」と痛感。地元に帰ってからはパワーマックスを使い突っ張り先行の練習を取り入れたという。

 1Rでは成果が早くも実を結んだ。もちろん、小倉竜二のスタート取りや3番手を固めた片岡迪之の存在があってこその逃げ切り勝ちに「もう、ラインのおかげでしかないです」と頭を下げ「短走路のドームだし後ろにいてはきつい。逆に先頭なら怖くないので次も駆けたい」と二次予選以降も若手らしい潔さで積極駆けを宣言した。(netkeirin特派員)

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