「数年前から山登りが趣味になった」という松本貴治は、今開催の参加前、「地元の愛媛にある西日本最高峰の石鎚山に行ってきました。まだ四国に熊は出ていないってことだったけど、しっかり気を付けながら…」とリフレッシュとトレーニングを兼ねて登山を敢行したようだ。

「登り切ったあとのあの景色が好きなんですよね。今回は今までで一番天候も良かったのですごく気持ちよかったです。まあ体はバッキバキになりましたが(笑)」と充実感を漂わせた。

　もちろん「(自転車に乗る)練習もいつも通りやった」と準備は万端。初日は犬伏湧也マークから2着以内に入って、2日目の優秀戦の権利をつかみたいところ。

「前回の松阪記念は(犬伏が体調不良で)2日目から帰っちゃったので、今回は最終日まで走らせます(笑)。というのは冗談。離れることもあるし、集中してついて行きたい」とグッと表情を引き締めた。

　ちなみに周囲の証言によると「松本さんは石鎚山に登ったあと、成績が良くなる傾向にあるんです」とのこと。自然から壮大なパワーをもらった松本がGI表彰台のテッペンを目指して第一歩を踏み出す！(netkeirin特派員)