2021/10/30(土) 17:00 0 1
ーー寛仁親王牌(GI)後はどう過ごしていましたか?
山田英明:実は自分でも知らないうちにギックリ腰になってたみたいで。腰の痛みと力が入らないなって思ってたんですけど、原因はその時は分からなくて。負けて帰るって事をしたくなかったから最後まで走りました。終わってから整骨院に行って治してもらいました。それから練習してきました。絶好調とは言えないけど戦える状態にはなっています。
ーー今開催は久々に予選回りになりましたね。
初日予選はミスしたら終わり。そうならないように気合を入れて頑張ります。
ーー今年のGIも残すところ競輪祭のみとなっていますが、もちろんタイトルとGP出場は狙っていますよね?
もちろん。周りも強いので簡単な事ではないけれど気持ちを強く持って。
ーー山田選手はタイトルに近いと言われてますけど、タイトルを獲っている人と近い人の違いは何だと思いますか?
脚力ももちろんあるんですが、一番は気持ちだと考えるようになった。自転車の乗り方・セッティング・トレーニング方法等色々と試している。それはいつの時代の人もやっていた事。それよりも気持ちを強く持つ事が重要なんだと考えるようになった。タイトルを獲った・獲る人は周りよりもその想いが強い。
ーー佐賀の選手から聞いた情報なんですけど、山田庸平(弟)選手の調子が良く強いと。
そうなんですよ。練習でもめちゃくちゃ強い! 誰も勝てないんじゃないかなぁ。調子が良いから自信が付いて仕掛けが早くなる。良い事ですよね。親王牌でもちゃんと決勝に乗っている。僕も良い刺激を貰っています。あのレベルのパフォーマンスが出せればしっかり決勝に駒を進められるって自分の力を計る指標になります。
少し調子を落としている山田だが、予選クラスでは格が違う。8月小松島、9月別府FIではきっちり優勝。初日予選はしっかり人気に応えてくれるだろう。九州でタイトルに最も近い男と呼ばれている山田英明が終盤戦に追い込みを懸ける。(アオケイ・梅田記者)