今節最年長の55歳、山口富生。初日特選を制したが、残念ながら二次予選敗退。3日目9Rは初連係の尾方祐仁目標から今節2勝目をゲットした。

「尾方が頑張ってくれた。まさか、別線があんなに踏み合うと思わなかった。カマしやすい展開になりましたね。尾方は練習仲間だから気持ちが入ったけど、尾方がもっと入ってましたね。なんとか残せれば良かったけど、結構タレてきちゃったので踏ませてもらった」

　節間で2勝を挙げるのは完全優勝した2018年10月の四日市FI以来、実に7年ぶり。55歳になって衰えるどころか、再び強さを取り戻している印象だ。

「体調とかはいいと思います。ただ、二次予選はガマ(中釜章成)の踏み出しにぶっちぎれてしまった。今回はどこかで(連係が)あると思って、ダッシュの練習もしてきたけど、まだまだ足りてない。やっぱりそこが課題。この状態で、強烈なダッシュに続けるようにしておきたいね」

　まだまだ貪欲。最終日の9Rは中釜-藤田勝也の3番手。後ろがいないが、前2人は初日特選と同じだ。展開次第では3勝目があっても驚きではない。(netkeirin特派員)