2025/10/18(土) 13:23 0 0
初日の伊東は、加藤健一の上昇を突っ張って主導権を握る。打鐘からペースを緩めず押し切りを狙ったが、最後は番手の山口智弘に交わされ2着。それでも3番手の乾庄平まで続き、ラインを独占に導く快走を見せた。
後ろを固めた山口、乾は「おんぶにだっこ」「強い競走だった」と口を揃えて伊東を称賛。
一方の伊東は「ラインで決まったのは良かったけど、押し切らないと。がむしゃらで余裕がなかった。もう少し流せる余裕がほしいですね」と反省を述べると「準決勝も思い切ったレースができれば」と力を込めた。
167センチと小柄ながら、鍛え抜かれた体は迫力十分。ウエイトトレーニングの成果かと思いきや「デビューしてから10キロぐらい増えちゃって。食べるのが好きで…。でも、キレは落ちていないし、馬力もついてプラスに働いていると思う」と笑顔をのぞかせる。
準決勝はバック本数20を超える土田武志、初日シード組の仁藤秀とぶつかる3分戦。伊東が再びがむしゃらな先行で見せ場をつくるか、注目だ。(アオケイ・八角記者)