2021/10/29(金) 12:00 0 2
敵は中野雄喜にラインができ、他は単騎勢が2車。ほぼ中野との2分戦だった。
作戦は明快で「前受けなら突っ張る。後ろなら押さえて。ほぼほぼ先行と決めていた。たぶん押さえになると思ったけど…」。
前検日には「自力自在」とコメントしており、分断を含めた前々戦を展開すると思われたが先行と決め打ちしていた。
「自力自在の中には先行のバリエーションも含まれている。これ(先行)を見せておけば作戦に幅が広がるし、相手も嫌だと思う。それに柔軟に走れるから」とコメントの意図を説明した。
最近では、松浦悠士が「自力」と「自力自在」のコメントを、レースの構成やメンバーなどによって使い分けている。「自力」の場合は長い距離を踏む先行も含まれるが、「自力自在」は位置取り重視。そんな先入観やイメージがあるが、川口の場合は逆の意識。たしかに「自力」と銘打ってからの「自在」なのだから先行も含まれる。目から鱗だった。
来期は初のS級昇格が決定しており、あと2か月やる事はたくさんある。その前に「チャレンジ時代からまだ1回もない」と言う優勝することが先決だが…。(netkeirin特派員)