2025/10/10(金) 10:00 0 3
松阪競輪場で10日に初日を迎えた「蒲生氏郷杯王座競輪(GIII)」。独自の車券戦術を持つ「アオケイ本田編集長」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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いつも「ウマい車券」で予想購入されている方々、ありがとうございます。専門紙アオケイの本田です。今回は10月10日(金)〜10月13日(月)に松阪競輪場で行われます「開設75周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪(GIII)」の展望記事を書かせていただきます。車券購入の参考にしていただければ幸いです。
先に行われた京王閣記念にはS級S班5人が参加。残りの4人がこの大会に参加。その中でも主役級は2人。
まずは古性優作(100期・大阪)。7月の「サマーナイトフェスティバル(GII)」の準決勝で落車欠場。それでも「ファン投票1位に選んでもらったので」との理由で8月の「オールスター競輪(GI)」に強硬参加! 満身創痍の状態で、3日間確定板を外すも難産の末に準決勝へ。そして準決勝2着で決勝に勝ち上がって準優勝。9月の「共同通信社杯競輪(GII)」では決勝進出。近畿5人ラインの「番手」で立ち回り方が難しく、結果は太田海也を押上げて失格となったが、それでも動き自体は上向いていた。そこから1ヶ月が経った今回、さらなる復調、さらなるパワーアップが見込めるなら不動の◎といっても過言ではない。4日間、人気に応えてくれるだろう。
安定感なら郡司浩平(99期・神奈川)の方が上かもしれない。9月の「共同通信社杯競輪(GII)」ではオール一次予選、自動番組の「妙」に初戦で敗退。それでも残りの3日間はしっかり走って人気に応えるところが郡司らしい。続く前回の9月青森記念(GIII)では二次予選こそ2着だったが、他は1着を並べて優勝。その二次予選だって地元の守澤太志のために打鐘過ぎからのロング捲り、守澤に差されたがきっちりワンツーを決めている。内容も結果もしっかり出す、それだけに今開催も期待に応えてくれるはず。
ここからは前述で取り上げたS班2人以外に気になる選手をピックアップします。
まずは皿屋豊(111期・三重)。3月の地元、四日市GIIIでは準決4着で勝ち上がりに失敗したが、それ以外はすべて1着。ただこの人、ホームバンクは松阪競輪場。なのでモロ地元記念の今回は3月の四日市GIIIよりも気合が入っているはず。パワフルなカマシ捲りでまずは決勝進出。そして地元Vをもぎ取ってほしい。
一時はタイトル近しのところまでいった窓場千加頼(100期・京都)。いい頃を「100」とすれば、現在は「50以下」かもしれない。それでもオール9着からは脱出したし、前回の奈良競輪場で行われた京都向日町記念(GIII)の最終日では豪快な捲りで勝利。上がりタイムは9秒5、その日の一番時計を叩き出した。人気薄ならば狙ってみたい、それくらいの事を思わせる状態には戻ってきている。
安定感一番は武藤龍生(98期・埼玉)。今年は1月の地元、大宮記念(GIII)から始動。その大宮を含めGIIIではすべて決勝に進出している。埼玉の総大将、平原康多が引退し、「次は俺だ」くらいの気持ちで埼玉を引っ張っていくなら、この辺りで優勝を掻っ攫ってほしい。強い気持ちをもって今開催に臨んでもらいたい。
日々成長している125期の新鋭、小堀敢太(125期・北海道)は先の青森記念(GIII)では存在感ありありの走りを披露。4日間のうち3日間確定板に載る好成績。9着だった準決勝はS班の郡司浩平を相手に先行で魅せる走り。今開催も気持ち良い逃げを披露して、今度こそジャイアントキリングを狙う。
敗者戦で面白そうな存在になりそうなのが鈴木輝大(113期・東京)。もともとは捲りでS級1班まで昇り詰めたが、自力での限界を感じてか追い込み屋にスタイルチェンジ。そして最近では単騎でやる競走が多く、そして番手勝負にもよく出ている。いまのご時世、タテの競りは一番理にかなっている。目標がいない時には「番手勝負」、あると思います!!
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