V候補筆頭の尾崎睦がリズム良く参戦。前節の地元・平塚は3走全て最終バックを奪って3連勝の完全V。今年11回目の優勝を果たして、まだ優勝がない別府に乗り込んできた。

「前々回の名古屋が良くなかったけど、前回の地元は内容も良くて優勝できた。なんとか良かったですね。その後もしっかり練習できた。今は競輪祭(女子王座戦)に向けて、ですね。宇都宮のオールスターが自力で勝ち上がれなくて悔しかった。GIで勝負するには自力を磨かないと。去年からトップスピードが課題だったし、自力脚がないとGIで前を抜けないので」

　パールカップは3走全て2着。絶対女王の佐藤水菜に振り切られ続けた。そこから負けなしの12連勝で臨んだ宇都宮女子オールスターが、まさかの準決勝敗退。賞金ランキング4位と順調な戦いを続けているが、次のGIで借りを返すために闘志に火がついている。

「GIを自力で勝ち上がれるようにやっていて、レースでしかできないこともある。別府はあまりいいイメージがないけど、頑張っていいイメージに変えたい」

　大目標は地元の平塚グランプリだろうが、その前のGIが次なる大一番。地元戦からのいい流れを崩さないためにも、2年3か月ぶりの別府では是が非でも自力3連発で当地初Vといきたいところだ。(netkeirin特派員)