初日4レースで戸邉捺希の番手から追い込んだ北野良栄。ただレース後は戸邉を残せず4着にしてしまったことへ反省の弁。

「申し訳なかったですね。戸邉君の脚質をもっと理解していれば…。今日の感じだったら、もうちょっと車間を斬ったりやれることはあったかな。最近までは、やった！ 抜けたって！ って感じだったんで。『次もお願いします』って戸邉君が言ってくれたんで、反省して次こそ頑張ります」。

　ただ脚の手応えはあったようだ。

「1年ぐらいダメだったけど、ここ一週間ぐらいでやれるなという感じになってきた。茨城に来て吉田兄弟とか、みんな練習が凄いんですよ。自分が若い頃と違ってみんな真面目なんですよね。吉田拓矢君なんか、あんなに強いのに偉ぶりもせず、やりましょうよって言ってくれて引っ張ってもらってます」

　準決は7レースで関東4車の番手回り。特選を制した小笠原光が相手で、止められないとなれば番手から出るしかない。難しい判断になりそうだ。(アオケイ・市川記者)