2025/07/30(水) 15:24 0 0
ここは入田龍馬、伊藤歩登と後輩たちとの3分戦だったが、前受けから突っ張る果敢なレース運びで別線に反撃のスキを与えず力強く押し切った。前検日には「内容重視。勝ちにこだわりすぎてレースが小さくなるぐらいなら、やり合うぐらいのつもりで」と意気盛んだったが、その言葉通り、大胆なレース運びだった。
近況、充実する数字の裏打ちには「練習量を2倍に増やした。今まで4本モガくなら8本にしたり」と取り組み方の変化もあるが、4月から投入した新車によるものが大きく影響している。
「4月のここ(熊本)でぶっつけ本番で使ったフレームが良くて、10か月ぶりに決勝に乗れたんです。そのあと何回か飛んでセッティングを見直したら6月の青森で負け戦だけど2勝できた。そこからセッティングはいじっていません」
まだまだ安定性は欠くものの、6月熊本、7月小倉と続けて決勝へ勝ち上がるなど、勝負フレームを武器に自信がみなぎってきた。
「勝ちにはこだわらない、は言いすぎですけどそれぐらいの気持ちで走っています。前より駆けても残れるようになってきた」と充実した口ぶりだ。
準決6Rは福田要、末廣快理と121回生との3分戦。ともに成長著しい若手だが、船瀬は唯一ライン3車とアドバンテージを得た。ここも力のこもった激走でねじ伏せて、今年3度目となる当地ファイナルを目指す。(netkeirin特派員)