2021/10/13(水) 19:15 0 3
前橋競輪場で開催される「ドームスーパーナイトレース(GIII)」。10レースの一次予選で、弟子の佐々木悠葵と連係する矢口啓一郎に話を聞いた。
番組マンの粋な計らいで、初の師弟タッグが実現する佐々木悠葵と矢口啓一郎。矢口は昭和の競輪をやり、言わば叩き上げ。20代の頃は何度、ラインに貢献して来たか分からない。対する佐々木は、ゆとり世代。師匠の矢口さえ何を考えているのか分からないと言う。
「オレらの時は忖度もあったし、言われなくても行っていた。逆に佐々木世代は、丁寧にひとつひとつ説明しないと理解してくれない。そこが時代の差だよ」。矢口の性格を考えると、無理に行け! とは言わない。「新聞的には、いよいよ時が来た! とか好きに書いておいて良いよ(笑)。佐々木は舐めていると言うか、練習では本気を出していない。馬で言うなら、ソラを使うと言うやつだな」。
佐々木は、いつものポーカーフェイスだったが「今迄の人生で一番緊張する。今の僕があるのも師匠のおかげなので」。浪花節の競輪をやるのか、普通の競輪なのか注目される。(町田洋一)