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【小松島競輪】犬伏湧也「バンクレコードは狙ってみたい」

2021/10/12(火) 16:30 0 3

小松島競輪場で12日から「笹田伸二杯争覇戦(FI)」が開幕した。初日4Rを制した犬伏湧也に話を聞いた。

1番車が犬伏湧也

ーー初日は快勝でしたね。
犬伏湧也 :バンクの上の方を使って、後ろがいるのを確認して軽く回しました。あとは徐々に踏み上げていった感じですね。

ーー犬伏選手は勝ち上がりのレースでは後ろを確認し連れ込むレースが多いですね。
 そうですね。ラインの先輩方も一緒に勝ち上がった方が嬉しいし、楽しいでしょ。決勝では同期とかダッシュの良い選手も居るので、そこまで気を遣えないですけど。

レース後引き上げる犬伏

ーー太田竜馬選手が玉野でバンクレコードを出したのも秋でした。湿度が低くなるけど、気温はまだ高いこのくらいの時期。今回、地元で狙いますか?小松島は10秒5ですよ。
 バンクレコードは狙ってみたいですね。練習では10秒5くらいはアベレージで出せるタイム。良い時は10秒2とか。準決ではやらないですけど、決勝で展開によっては。

 まだ予選では3〜4割程度の力で走っているようだ。

ブレスコントロール中の犬伏の後ろ姿

 初日、連係した岡山の三宅旬選手に話を聞くと…

三宅旬:過去一強い! 後ろを気遣って踏んでいるのも分かる。それを加味して一番強い。正直、もう二度と一緒に走りたくない強さです(笑)。

ーー今、準決勝のメンバーが出ました。中四国は犬伏君と藤田昌宏さんと3人ですよ。
 えっ!! もう無理だって! 千切れるって。

ーーそれは番手より3番手の方が追走が難しいって事ですか?
 いや。そんな事じゃなく、相手が強くなるから手加減できなくなってくるでしょ。まぁ僕に出来る精一杯の事をやって頑張ってみます。

 選手にとって一緒にラインを組む自力選手が強いのはありがたいが、『強すぎる』のはまた別らしい。競輪ファンに分かり易く例えるなら、太田竜馬がA級で走っているようなものなのだ。

レース後はマスク越しに笑顔を見せた

 犬伏はこれで2度目の地元開催。前回はチャレンジ戦で完全Vを達成しファンの期待に応えた。今節も完全Vを目指して犬伏が突っ走る。(アオケイ・梅田浩行記者)

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