今の輪界で一番勢いがあるのは、末木浩二で異論はないだろう。高松宮記念杯でGI初優出を決めると、続く弥彦記念ではSSの3人を抑えて地元で記念初Vを達成。勢いを駆って今度はビッグレースに乗り込んできた。

「記念優勝できるとは思わなかったし大きい。うれしかったです。終わった後(欠場した)諸橋愛さんにも連絡をしたら『おめでとう』と喜んでもらえました」とうれしそうに語った。

　さすがに「疲れが出た」ようだが、「しっかり抜いてきたので」と中3日は最善の策を尽くした様子。

　前回決勝の1着が199勝目。節目達成も目前に迫ってきた。「さっき(報道陣から)199勝ってことを聞きました。気にはしていなかったけど、聞いたからには頑張りたい。初日は同学年の黒沢征治君の番手で。めちゃくちゃたくさん連係しているしいつもお世話になっている。この勢いで(初日に)決めたいです」

　今最も旬な男が、再び大きな注目を集めるか!?(netkeirin特派員）