2025/07/16(水) 12:00 0 1
16日に最終日を迎える福井競輪ナイター「報知新聞社杯争奪戦 お市の方賞(FI)」。12RにS級決勝が行われる。
中心となるのは地元・岸田剛が先頭を務める近畿3車ラインだろう。岸田と南は2日連続での連係となるが、準決勝では岸田が点数格上の酒井雄多を相手に果敢にカマシ先行を敢行する。酒井は叩き切ったものの、最終バックで渡邉雄太が急追。これに対し南が2センターで一発牽制、さらに直線でも大斜行で最後の最後まで岸田を援護し見事ワンツーを決めた。
決勝はその2人の後ろに初日特選組の山本伸一も付いてさらに強力な布陣を形成、地元勢として他地区に優勝は譲れない。
木村は2月にS級へ特別昇班を果たすとそこから5月の岸和田FIで完全優勝、その後も武雄、取手のGIIIで好成績を残すなどの活躍で点数も108点までアップ。今開催も初日はカマシ先行で快勝、準決勝も番手がゴチャつく厳しい展開でも3着に粘り決勝進出を決めた。
道場は前々走の「高松宮記念杯競輪(GI)」の予選1で新山響平、小林泰正を捲り切り大金星を挙げるなど徐々にトップクラス相手でも戦える力をつけてきた。今開催も準決勝では大川剛から3番手のポジションを奪い取り、最後の直線で田中大我の番手から抜け出す山本伸一を鋭いタテ脚で捉えて1着をゲットした。カマシ・捲りが十八番の選手だがこのような器用なレースもできる。
強力近畿3車を未来のスターが打ち崩せるかどうかにも注目だ。
また人気的には近畿勢、単騎2人に劣りそうではあるが横関裕樹も怖い存在だ。準決勝では木村の番手を巡って武田豊樹と堀内俊介が争っているところをここしかない! というタイミングで捲り仕掛けて岡本総とワンツーを決めた。岸田と機動型の単騎2人がやり合う展開なら、溜めて一発という穴決着も十分にあり得る話だ。
★福井競輪12R・S級決勝は16:10発走
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